世界有数の長寿国であり高齢者の人口が増え続けている日本においては、介護が必要な高齢者も増加傾向にあります。
地域による格差はあっても全国各地で介護職は需要が高い職種になっており、仕事を見つけやすい職種であると同時に離職率の高さも問題として挙げられているのです。

介護が必要な状態であるとは家、人生の先輩でもある高齢者の日常生活を支援する介護職の仕事は決して楽ではありません。
排泄や入浴、食事や移動介助などの直接ケアをはじめ、リハビリやレクレーション、家族との遣り取りや他の協力機関の連携など幅広い仕事を専門的に行う必要があるのです。
肉体的にも精神的にも決して楽な介護職ではありませんが、人と深く関わる仕事だからこそのやりがいがそこのはあります。

介護が必要で日常生活をするのも困難だった高齢者が、専門的な介護職員のサポートを受ける事によって困り事が解決したり、安心して生活を継続出来るようになります。
利用者と向き合ったときに笑顔で「ありがとう」と感謝されると、人の役に立っているやりがいを深く感じられる瞬間でもあります。
利用者だけではなく介護が必要な高齢者を支えている家族の介護負担も軽減し、家族から信頼を得たり感謝されることも少なく無いのです。

心身機能が低下した高齢者に介護職の専門的な支援が入ることによって、日常生活や利用者自身の心身状況に大きな変化が現れるときもあります。
人と関わる事で生活に楽しみを見いだして表情が明るくなったり、生活に対する意欲が生まれる場合もあるのです。